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アタカマ砂漠

2012年04月14日

アタカマクロッシングへの参加を決めてから、どういったトレーニングが効果的なのか、いろいろと考えました。

一日で30~40kmを歩くということでも今まで経験したことのないことでしたし、更に10kg以上の荷物を背負ってとなると、想像すらできないレベルです。

40kmは、246沿いを渋谷から海老名、厚木の辺りまで。。。

アトラスは地球を背負って歩いたし、世の中にはボッカ訓練なるものがあって、30kg以上のリュックを背負って歩く人もいるようなことを聞けば、たかだか10kg程度の荷物なぞなんて奮い立たせてみたりもしました。

弟が、千日回峰という行があることを教えてくれ、これに比べれば7日間なんて大したことはないだろうとアドバイス?してくれたときには、兄弟のありがたみを感じました(笑)

※千日回峰行とは比叡山延暦寺のひたすら歩き続ける修行です。興味のある方はyoutubeで検索してみてください。言葉を失います。

距離や負荷の他に対処しなければならないのが、高地順応についてでした。

なにせ、スタート地点のキャンプ1で海抜3,000m、平均でも2,400mなので、富士山の6号目のあたりを、海抜30mあたりでのんきに暮らしていた人間が、荷物背負ってうろうろするわけですから、これは特別な対策が必要だなと思いました。

砂漠レースを運営している4Desertsの中でも、アタカマ砂漠が最も過酷と言われる所以は、距離と負荷に加え、高地という条件が加わっているからだそうです。

距離と負荷、これはとにかく慣れるしかないなということで、まず長距離を歩くことから始めました。初めての長距離は、事務所のある外苑前から横浜までの30km。夕方から馬車道で飲むことになったので、これはいいチャンスとばかりに歩いてゆくことにしました。

綱島街道は景色に変化がなく心が萎える事がありましたが、12時に出発して6時間半、乾杯にも間に合わず、一杯飲んでぐったりしてしまいましたが、なんとか歩ききり、これは行けるんじゃないか!という自信につながりました。

ひとつ達成すると、よりハードな達成感を求めてしまうようで、次は荷物を背負って35km!なんて思ってしまいました。

今までは不可能だと思っていた事を達成すると、それは既にできることになり、次はより難しい事にチャレンジしたくなるようで、達成感は、人の成長には欠かせないものなのかもしれません。

横浜まで歩いてから6日後、砂漠に持っていくバックパックが届いたので、ようやく負荷を付けたトレーニングができるようになりました。

砂漠用のギア

重しに選んだのは、5kgの米と5kgの鉄アレイ、それに水や服を5kg分詰め、計15kg。砂漠での荷物が大体10~12kg程だと聞いていたので、東京より過酷であろう条件を考え、10kgを軽く感じるように15kgに慣れておくようにしました。

これが良かったです。初日のブリーフィングで荷物を測ったら12kgでしたので、それほど重いとも思わず、レース中も肩が張ることはありましたが、疲れが足に溜まるようなことはありませんでした。

15kgの荷物を背負っての初めての長距離は、狛江から高尾山口までの30km強。多摩川から浅川と川沿いを歩けるので気持ち良さそうだということと、京王線の近くを歩くため、もし途中で挫折した時も帰りが便利だろうということで決めました。

妻も一緒に歩き7時間半かかりましたが、普段とは異なる環境で、久しぶりに二人きりでゆっくり話ができ、貴重な一日になりました。

多摩川沿いを富士山を見ながらひたすら歩く。
多摩川沿い

腰越から鎌倉まで、砂漠=砂地=ビーチのイメージトレーニング(笑)
鎌倉

陣馬山から高尾山まで歩いてみたり、いままで踏み入れたことのなかった世界を見、視野が広がったように思います。


本番だけでなく、準備段階でも楽しい。それがチャレンジですね。

2012年03月31日

フルマラソンやトレイルランニング、もちろんアドベンチャーレースの経験も全くなく、一週間に一度サッカーをするかしないかという運動頻度で、標高2,400メートルから3,000メートルのチリ・アタカマ砂漠を、7日間で250キロ、寝袋や食糧約10キロを背負って歩き続けた経験を綴っています。

同じくフルマラソンもトレイルランニングも未経験だが、歩くのは好きで、砂漠も歩いてみたい!と思っている方の少しでも参考となれば嬉しいです。

私が参加したのは、Racing the Planetという香港の会社が運営している、4Desertsという、Gobi March(中国ゴビ砂漠)・Sahara Race(エジプトサハラ砂漠)・Atacama Crossing(アタカマ砂漠)・The Last Desert(南極)の4つの砂漠を走破する企画の中の、Atacama Crossing2012です。

このレースを知ったのは、ゴビ砂漠を完走した友人の写真をFBで見たことから。

飲み会であった時に写真について話を聞き、砂漠を7日間も歩くなんて滅多にできないし、世界中の面白い人間が集まるからいい経験になると勧められたのがきっかけです。


今まで、歩いたとしても5キロ、中学生の時にトレーニングで10キロ走った程度で、35~70キロを歩き続けるなんて見当もつきませんでしたが、友人の「絶対に行った方がいい!行ったら楽しいし人生変わるよ!」という言葉に惹かれ、勢いで申し込んでしまいました。

ディスカバリーチャンネルのMan vs Wildをよく見ていて、過酷な環境下で歩いてみたいなと思っていたことも影響したかもしれません。


初めて砂漠レースを聞いた時の飲み会の写真。
アイリッシュヨガもやっていました(笑)

20120331-1.jpg



話を聞いたのが2011年11月5日、申し込んだのが11月10日、2012年3月3日のチェックインまで準備期間は4ヶ月弱。【必須装備を購入】【高地対策】【トレーニング】と、やらなければならない事がいくつもあります。


全てが未知の領域で、見当もつかない事だらけでしたので、想像だけで決定し実行していかなければならず、不安だらけで大変でしたが、その分ひとつひとつ知る喜びも大きかったと思います。


無駄も多く、実際に使わなかった装備や選択を間違えた装備もありましたが、暗闇の中手探りで道を切り開きながら進んでいく作業は、成長を実感し、準備期間中でも十分楽しめました。

初めて届いたギアです。
小学生の時に初めてサッカーのユニフォームをもらった時のように嬉しかったです。

20120331-2.jpg

未知の領域に足を踏み入れた時、準備、実行、達成、それぞれの段階で成長し、それを楽しめるものなのですね。

物事を楽しむには、まずは一歩踏み出す勇気が大切なのかもしれません。

レースが近づくにつれ、準備不足なんじゃないか、完走できないんじゃないか、とネガティブになったこともありましたが、現地に行き砂漠を歩き、新たな友人と出会い新たな世界を知り、また達成感を味わえた事は、本当に素晴らしい経験になりました。

20120331-3.jpg

不思議な環境での、面白い出会いが待っています!


行く前は、一度でいいなと思っていましたが、帰国してから既に心はゴビ砂漠に向いています。

装備や高地対策、トレーニングについては後日書きます。


2012年03月11日

過酷なレース、アタカマ砂漠レースに参加して完走しました。

2012-03-11_111338.jpg

http://www.4deserts.com/atacamacrossing/

■コンディション
気温:40℃~-3℃
高度:2400m~3000m
バックの重さ:12キロ(寝袋・食糧等)

■stage time
stage1:35.2キロ→05:55:05
stage2:41.8キロ→07:38:07
stage3:40.0キロ→08:52:13
stage4:42.8キロ→08:04:17
stage5:73.6キロ→16:11:26
stage6:7.0キロ→01:08:08

合計距離:240.4キロ
合計タイム:47:49:16
総合順位:105位

きっとこれからどんなつらい事があっても、
「これができたからなんでもできる!」という強い自信を
四方田も青山物産としても得たはずです。
四方田の目的はそれが全てだったのかもしれません。

彼と一緒に仕事ができる事を心から誇りに思います!

みなさま応援ありがとうございました。

2011年12月11日

物事は一瞬で変わる。

初めての海外一人旅を決めたのは一瞬でした。
南青山のパン屋でアルバイトをしていた休憩時間に、ふと空を眺め、あ~なんて狭い空間なんだろう。
そうだ、外国へ行こう!!
今にして思うと、あの旅で生き方や考え方、価値観そのものが変わり、今の自分のベースが作られたようです。

青山物産の設立を決めたのも一瞬でした。

来年の3月に、チリのアタカマ砂漠を250キロ、7日間かけて走破してきます。
きっかけは11月5日に久しぶりに旧知の友人と飲んだこと。
今年5月に、ゴビ砂漠レースに参加した友人は、その時の写真をFBにアップしていて、それを見た私の心に、ちょっとした引っ掛りを残していました。
飲み会にたまたま友人も来ていたので、聞いてみました。

「ゴビ砂漠行ったんだって。どうだった?」

「人生変わるよ。絶対行った方がいいよ。」

「そんな簡単じゃないでしょ。250キロでしょ?そんなに歩けないよ。それにレースでしょ?フルマラソンもやったことないよ。」

「完走することが大事で、ゆっくり歩けば完走できる。3月にアタカマ砂漠のレースがあるから参加してみなよ。今からトレーニングすれば大丈夫だよ。」

「本当?う~~ん。ちょっと会社の皆や奥さんにも聞いてみないとなぁ。とりあえずどうやって登録するか教えて。」

「じゃあサイト送るよ。」

翌朝妻に聞いたら、「やらない理由はないでしょ。」社員に聞いたら「是非行ってきてくれ!」
これは、やらなきゃ!!!
一週間後にはエントリーフィーを振り込んでいました。

11月1日には全く頭になかったことに、今、全力で取り組もうとしています。

11月22日には、事務所のある外苑前から、横浜の馬車道まで約26キロを歩き、12月4日には16キロの荷物を背負って、狛江から高尾山口まで多摩川~浅川と川沿いを約32キロ歩きました。

家から事務所まで約8キロも、なるべく歩くようにしています。
とてもじゃないけれど歩こうとは考えもしなかった距離に、物足りなさを感じる時もあります。

未知の事でも、やると決めた事を実行しようという時の推進力は、常時の考えでは計り知れないものがあります。

アタカマ砂漠がきっかけで、来年は、社員がそれぞれ、今まで経験したことのない旅を、自ら企画して、一人で実行する年になりました。
題して「男を磨く年」
福永はヨーロッパをまわり、小倉は西日本車中泊の旅を企画しているようです。

それぞれが未知の領域に踏み出し、実行しようとする推進力を仕事に繋げ、個人・会社共にまた一つ次のステップへ進めそうな予感がして、いまからワクワクしています。

アタカマ砂漠レースを運営している会社のHPです。
http://www.4deserts.com/

アタカマ砂漠以外にも、ゴビ砂漠、サハラ砂漠、南極でのレースもあります。

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